CITY TOKATSU

街の記憶 

松戸

2015年11月29日記録

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JRと新京成が乗り入れる松戸駅は、1日におよそ30万もの人が利用する地域の拠点駅。
松戸市中心部の東西を結ぶ役割も持つ自由通路は、一日中人通りが絶えることはない。

目次

西口

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西口はバスターミナル上に広がるペデストリアンデッキに直接繋がっている。
また北側には駅ビル「アトレ」が細長く、ひっそりと佇むように立地している。

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駅周辺はおおかた雑居ビルで固められている。

伊勢丹通り・伊勢丹松戸店

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デッキでターミナルを渡ると、松戸駅西口のメインストリートともいえる伊勢丹通りが南方に伸びる。
名前の通り、伊勢丹松戸店と駅とを結ぶ導線であり、西口の通りの中でも特に人通りが多い。

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車道部分は北行きの一方通行で、両側に歩道が構える形。電線は地中化されており、デザインを意識した電灯が沿道に並べられている。

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松戸ビル(左)と伊勢丹松戸店(右)。

伊勢丹通りの末端に控える伊勢丹松戸店は、市内唯一の百貨店である。
2013年末に「地域百貨店のモデル店」として店舗全体規模でのリモデルが行われ、店内売場の2割が専門店区画に。百貨店と専門店のハイブリッド型店舗と相成った。
そのため、百貨店としては珍しく店外壁面に入居する専門店の看板が掲示されている。

画像左側の松戸ビルは、1974年に建てられた周辺最古参級のオフィスビル。
年期は入っているが、近年 改装が行われたのかビル内部は綺麗に保たれている。
屋上にはホテルニューオータニの回転展望レストランがあったがホテル撤退と共に休業、現在は使用されていない。
同様の形状をした展望レストランは近隣、柏駅前のそごうにもあり、そちらは現在も営業している。

本町大通り

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こちらは駅前から西に延びる本町大通り(1枚目は西、2枚目は東向き)。
主に駅前ターミナルに乗り入れる自動車やバスが往来する。
こちらは前述の伊勢丹通りと比べると人通りは疎らで、自動車交通量が目立つ。沿道はオフィスビル中心。

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そのまま直進すると、松戸商工会議所別館(画像手前)と松戸市立図書館(画像奥)。
徐々に閑静な住宅街となる。

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さらに進むと江戸川堤防に到達する。
松戸は市街地と大きい河川の河川敷がこのように非常に近接している数少ない街である。

高砂通り

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本町大通りを途中で交差する道。
飲食店や居酒屋が多く飲み屋街を形成しており、路上宴会場「酔いどれ祭り」(外部リンク)などの試みも行われたことがある。

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ダイエー松戸西口店

駅北西側、高砂通り沿いにある。地上5階・地下1階建ての大型店。
「ダイエー」→「Dマート」(以前存在したダイエーのディスカウント業態)→「ダイエー」と業態を変遷してきた経緯がある。
壁面の専門店看板は空白が目立ち、やや苦戦気味か。

松ノ木通り

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松ノ木通りは、ダイエー前から西に延びる通り。
坂川を渡るまでは本町大通りと並行し、橋を渡ると北西に進路を変えて住宅街に至る。

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市内を流れる坂川。

松戸駅の西側一帯は江戸川をはじめ坂川、六間川が市街地を南北に街を縫うように流れており、 市内各地で川のある風景が見られ「水の街」の様相を呈している。写真は松ノ木橋から坂川を南に見た様子。

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坂川を渡ると住宅が目立ち始め、辺りも閑静な環境になってくる。
写真左手奥にはビジネスホテル「栴檀屋」が。
慶応4年に創業した旅籠屋をルーツにもつ歴史のある宿泊施設で、 この地が宿場町であったことを静かに語る物件でもある。

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少し進むと左手に細い道が分岐する。
整然とした街区を乱すかのごとく斜めに敷かれたように見えるこの道は、旧赤線地帯の「平潟遊郭」跡へと続く。

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